私の通っていた学校には箏曲部(琴部)は無かったので、どのような活動をしているか未知の領域でしたが、この作品を読んで、世の中には琴に青春をかけている若者もいるんだなあと関心しました。
さて『この音とまれ!』ですが、中々読み応えのある作品になっています。
ここからは私が気に入っているポイントをご紹介しますね。
不良が出るよ
主人公は不良でした。そう!よくあるあのパターンです。
『雨の日に捨て猫に傘をさす不良!』
主人公も初登場時は他人を寄せ付けない雰囲気を漂わせていましたが、箏曲部の活動を通じて丸くなってゆきます。
ベタ?
いいじゃないですか王道なんですから。
まぁ雨不良シチュで『キュン』とさせたのが男の先輩っていうのが少女漫画とは違いますけどね(笑)
ツンデレ美少女が出るよ
お琴の家元のお嬢様がなぜか弱小箏曲部に入部します。黒髪ロングヘアの美少女で、仮面優等生。
クールビューティ枠。
これまた鉄板ですね!
不良とお嬢様のカップリング。
もう少女漫画のアルアルパターン全開です!
不良を見下していたのに真面目に部活動なんかしちゃうものだから、
「やだ、なに、気になっちゃう」
っていう展開……。
さらに不良の出す音色が凄いっていう設定だから、
「え、そんな音出しちゃうんだ」
っていうね……。
その器用な指で私を弾いて!
なんて事は言いませんが(笑)
爆ぜろ!!
ヤンデレが出るよ
仲良しこよしの箏曲部に嫉妬して人間関係をぶっ壊してやろうと画策する女子が登場します。これは嫌いな人がいるエピソードかもしれません。
女性作家さん特有の、女性のねちっこい部分というか陰湿な感情が表現されていて、読者にある種の不快感を与えます。
好きな人にはたまらないんでしょうけどね……。
私はチョット苦手です。
まぁそんなヤンデレも、超お人好しの人畜無害部長によって牙を抜かれます。
そこからはもうお約束で彼のことが気になって仕方ありません!
デレ一直線すよ。
爆ぜろ!!
テンプレ満載だよ
この物語は裏切らないテンプレの宝庫です。詳しく書くとネタバレが激しくなるのでさわりだけ。
上級生が卒業し部員が一人となった箏曲部。
部員勧誘です!
部員が集まると邪魔者が現れます。
部の存続の危機です!
危機を乗り越えるとライバルが出現します。
バトル開始です!
ライバルに力の差を見せつけられます。
初めての挫折です!
練習しますが上手くいきません。
顧問が無気力です!
大会で敗北し力の差を実感します。
新たなる決意です!
琴の名門、お家騒動が勃発します。
刺客の登場です!
刺客と和解します。
一致団結です!
と、まぁ。こんな感じでネタはアルアルなのですがなぜか目が離せないのがこの漫画なのです。
15巻のレビュー
前巻では地区予選編のラストで締めくくられていましたから、15巻はインターバルといった趣が強くなっています。なので続けて読んだ人は物足りないといった感想になるかもしれませんね。
なので15巻では熱血部活バカたちの練習風景は少なくサイドストーリーがメインになっています。
『この音とまれ!』のサイドストーリーといえばイチャラブです!!
二年生カプと一年生カプがもうね、見るほうが恥ずかしくなるようなイチャラブぶりを見せつけてくれます。
今まで気にはなっていたけど無自覚だった部長がついに自分の心に気づきました。
両思い完成です!
全国大会までの課題が『色気』ですからね、きっと二年二人がピンク色の音色を奏でてくれるでしょう(笑)。
やり過ぎて不純異性交遊で廃部にならなきゃいいけどね……。
それと不良君を写メしている不穏な勢力が登場しました。
もしかしたらヤンチャをしていた頃の悪友かもしれません。
爺の店を襲わせたパーカー野郎がついに登場するのでしょうか。
気になりますね。
アニメ化まだ?
この漫画は映像化すれば栄える作品だと思うのです。『のだめカンタービレ』や『四月は君の嘘』、『響けユーフォニアム』なども音楽が加わることで深みが増した作品だと思うのです。
巻末の作者の後書きでは音楽もすでに完成しているようですし、キングレコードからCDも発売されてるって話じゃないですか。
琴のCDはレアですから気になりますよね。
時瀬高等学校箏曲部【CD】
もしかして他の音楽作品とかぶらないように調整を?
あ!そうか、先にあげた作品はYAMAHAとかがスポンサーになったからアニメ化したのか!
ユーフォニアムって売れたのかな?
『けいおん』のときはギターが売れたって噂は聞いたけど……。
じゃあ琴のメーカーがスポンサーに!!
って、どこよ……。
アニメに影響されて琴を始める若者が!!
って、増えないよね……。
そーゆーことかぁー……。
日本琴の会とかあったらバックアップすればいいのにね(笑)
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