2017年6月10日土曜日

「青春しょんぼりクラブ」属性的に危ない人が多いけど一応青春してます【漫画 ネタバレ 無料読み】



少女漫画って無駄に花が咲きませんか?

顔がアップになると背景に花が咲き乱れますよね。
アレって何なんでしょう?

なぜこのような話をしたかというと、オススメする漫画「青春しょんぼりクラブ」は少女漫画でありながら、背景に花が咲くことがほとんどない作品なのです。

画風はどちらかと言うと男子向け漫画に近いですから、少女漫画が苦手な男子でも抵抗なく読めますよ。

ジャンルとしては私の大好きな『ラブコメ』になります。

ラブ寄りですが意外とサッパリとした読み応えなのでサクサク読み進められますよ。

未読の人のための概要
ヒロインの『にま』は、好きになった人が他の人と交際を始めてしまう
アテウマ属性』を持つ女の子なのです。

そんな『にま』に目を付けたのは理事長の娘で、
『青年心理研究会』を立ち上げた『依子』なのでした。

『アテウマ属性』の『にま』は無事に彼氏を作ることができるのか?!

未読の人のための主要人物
桃里にま
1年生女子。
見た目は可愛いのに彼氏ができない残念な子です。
惚れっぽい性格で男子の良いところを探しては胸をときめかせ好きになってしまう病気なのでした。
しかし、不幸なことに好きになった相手は誰かと付き合い始めてしまうため、不本意ながらキューピッドと噂される時の人となります。

三刀屋依子(みとやよりこ)
1年生女子。
見た目は優等生風メガネっ子です。
両親の離婚から恋愛に対して懐疑的になり、他人の恋愛模様を研究すれば何か本質が見えてくるかもしれないと訳のか分からないことを言う覗き魔なのです。
漫画では良い子のように描かれていますが、客観的にみると他人のプライベートを調べファイリングをするのが趣味な異常癖です。

隠岐島武(おきのしまたけし)
2年生男子。
女装癖のある美男子で変装中は女性にしか見えないほどの美貌の持ち主です。

簸川諒(ひかわりょう)
2年生男子。
超アニメオタクですが隠れ二枚目なのでアニメ研からは入部を断られた過去があります。

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あらすじ(ネタバレアリ!)
隠岐島、片思い編
『隠岐島』の女装癖は片恋中の幼馴染が原因でした。
そんな幼馴染が学園祭にやってきたのですが、
なんと彼氏を連れて来たのです!
慌てるクラブのメンバーは『隠岐島』と幼馴染を遭遇させないように奮闘しますが二人は出会ってしまいます。
失恋した『隠岐島』はロングヘアをバッサリと切り男子の姿に戻るのでした。

女子は失恋で髪を切るという謎な設定ありますよね。
あれは何なんでしょう。
映画やドラマなどの有名なシーンでもあるんでしょうか。

そんな設定をうまく利用し、男子も失恋で髪を切るという謎な展開になりました。
まぁリアルでそんな事したらキモイですよね。

男子の姿になった『隠岐島』に胸をトキメかせる『にま』。

発病しました……。

三刀屋依子、片思い編
サッカー部の男子を好きになるが相手には鉄板幼馴染がいます。
そんな彼女を応援する『にま』、しかし結果は玉砕。

さらっと流すように失恋します。
なにか前ふりでしょうか?
超アッサリと話しが終わってしまうため肩透かしをくらった感があります。

コスプレ甲子園編
『隠岐島』と『にま』に急接近する一年女子の『美郷香奈(みさとかな)』。
『にま』とは正反対の『好きになった相手は自分を好きになる属性』をもつ女子なのでした。

パネエ……。

しかし彼女は闇属性も併せ持つ危険な存在だったのです。
『にま』の携帯を盗んだり、『隠岐島』の携帯をかってに操作してクラブのメンバーを着信拒否にしたり、毎朝『隠岐島』の家の前で張り込んだりするなど、もう犯罪者レベルなのでした。

可愛い画風だし会話もコミカルなので忘れがちですが、登場人物は犯罪者スレスレの人が多いです。

青年心理研究会、廃部編
生徒会の命令で実績のない青年心理研究会は部室を没収されます。
クラブのメンバーは生徒会に直談判し恋愛の手助けがクラブの活動だと言い出します。
実績として嘘のカップルになったのが『にま』と手芸部一年男子の『津和野大輔(つわのだいすけ)』なのでした。

じつは彼、『美郷香奈』が好きな男子なのです。
さらに彼は本当に『にま』が好きなのでした。

香奈→津和野→にま→隠岐島

まるで電車のような連結具合。
いよいよ恋愛漫画として面白くなってまいりました!

コスプレ偽物編
『隠岐島』のコスプレ写真をかってにブログにアップする者が出現します。
特殊な衣装なので手芸部が怪しいということになり、意外と早く犯人が見つかります。
手芸部二年男子の『宍道(しんじ)』が衣装を制作。
その知人の『琴引(ことびき)』がブログ開設者でした。

理由を問いただすと『隠岐島』が手酷く『美郷香奈』をフッたからだと言います。

宍道→香奈→津和野→にま→隠岐島

繋がる恋愛チェーン!
まだまだ伸びるのか?!

失恋チェーン編
『にま』が『隠岐島』に告白したことで楽しみだった恋愛チェーンが切れてしまいます。
『にま』は『隠岐島』にフラれ。
『津和野』は『にま』にフラれ。
『香奈』は『津和野』に想いを伝え。
『宍道』は再びフラれるという展開。

宍道×香奈→津和野×にま×隠岐島

一気に楽しみが減ってしまいました。
さぁここからどうなる?!

体育祭編
新キャラ『日御碕世里(ひのみさきせり)』は他人の恋愛を傍観し楽しむのが趣味な一年男子。
『依子』に同じ趣味でしょと言い青年心理研究会への入部を希望しますが断られます。

そんな『日御碕』は対人スキルの高いイケメン。
とりまきの女性も多いのでした。

『日御碕』が『にま』にちょっかいをかけるのを快く思わない取り巻きの女子『荘原(しょうはら)』は『にま』を屋上に呼び出しシメようとしますが代わりに『香奈』が矢面に立ちました。
すると虐めのターゲットは『にま』から『香奈』に移り、酷い嫌がらせが始まります。

少女漫画では必ずと言っていいほど出てくる女子の僻みからの嫌がらせ。
この展開だけはどうしても受け入れがたい。
私が嫌いだからです。
話の展開としては仕方ないとしても、うーん、やっぱり嫌。

そんな中、体育祭では文化部対抗リレーの優勝クラブには副賞として『隠岐島』がついてくるという噂が流れます。
手芸部の代表となる『日御碕』。
アニメ研の代表となる『にま』。
青心研の代表となる『簸川』の戦いの幕が上がるのでした。

旧友手術編
なにかと『青心研』にちょっかいを出す『日御碕』。
しかし何やら様子がおかしいようです。
『香奈』に嫌がらせをしていた『荘原』は『にま』に『日御碕』の様子を聞き出すように依頼します。
『にま』はその代償として『香奈』に対する嫌がらせを止めるよう約束するのでした。

どうやら『日御碕』の旧友が入院しているらしく過去の出来事で会えなくなっているようです。
その出来事が原因で他人に対して傍観者でいる今のスタイルになっているようでした。

男の過去話など、読みたくないわーってことであらすじもさくっと省略。
しまった
うーむ、あらすじを書いているだけで、かなり長くなってしまった。
とりあえず7巻までの出来事です。

この先は新巻が発売されたら書きますね!

おまけ
作者の『アサダニッキ』さんですが、どこかで見た絵柄だなと思っていたのですよ。
調べてみたらどうやら小説版『響け! ユーフォニアム』の挿絵を担当しているようです。
ふわっとした絵柄でチョット気になっていたんですよね。







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2017年6月8日木曜日

「恋だの愛だの」男子でも楽しめる少女漫画【漫画 ネタバレ 無料読み】



オススメする漫画「恋だの愛だの」は、すでに完結していますがどうしても紹介したい作品です!

なぜオススメするかと言うと普通の少女漫画とはチョット違う点があるからです。
それは普通の男子なら苦手とするポイント。

恋愛!

いやいや、男子だって恋愛漫画読むよって言う意見はわかります。
私もラブコメ大好きですから。
でも少女漫画の恋愛はホントウに夢見る少女の物語なのです。

古臭い表現かもしれませんが、
「白馬に乗った王子様が好きになってくれたらいいな」が根本にある気がします。

まぁ、男子漫画でも逆パターンが最近多いですけどね……。

ではオススメする「恋だの愛だの」はどうだって話になりますよね。

ヒロインは恋愛に無関心です!

恋愛に無関心なのにタイトルに恋だの、愛だのって変ですよね。

だからいい!

否定から入るスタンス。

まさに第1話は否定から始まります。

そんなラブコメ漫画「恋だの愛だの」。
ぜひ一度は目を通してみてください、オススメです。

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未読の人のための登場人物紹介

ネタバレ含んでいますから注意ですよ!

苗床 かのこ

ザックリと切ったミドルヘアに黒縁眼鏡の女子高生。
化粧やオシャレなんて眼中にないと言いたげなその髪は黒一色。

人間観察が趣味という彼女の口癖は
ばっかじゃなかろうか!

世間を斜め上からの目線で観察し一人悦に浸る姿は、私的に近寄りたくない女子No1です。

そんな彼女も高校入学を期に華々しく
「高校デビュー」を目論見ます。

目立つことなく、波風立てず、静かに学園生活を過ごそうとしますが、ある男子のせいでひと際目立つ存在へと成長するのでした。

椿 初流(はる)

『かのこ』を注目されるポジションへと押し上げる迷惑な男子が『椿』でした。

こんな書き方をすると意地悪でしょ?と思うかもしれませんが違います。
彼は
・超絶美形
・成績優秀
・運動神経抜群
そんな彼が近くにいれば嫌でも目立ってしまうのです。


あれ?冒頭でアタナ、白馬に乗った王子様をバカにしたよね?ってなりますよね。
そうまさに王子様キャラが『椿』なのです。

しかし!
普通の少女漫画と違うのは、

恋愛に発展しない、という事なのです!

『椿』は『かのこ』が大好きです。
ことある毎にアピールしますが『かなこ』からすれば

「こいつ、スキンシップ好きだな」程度なのです。

『かのこ』は『椿』を親友としか見ていないのです。

これが痛快!

イケメン男子が全く相手にされない姿は爽快ですよ!

おそらく女性読者は
「あー、椿君かわいそう」なんでしょうね。

男子読者からすれば、
「ケッ、イケメンなんて滅べばいいんだ!」ですから感想も違ってきます。

ネタバレですが先に暴露します。




ほぼ最終話まで二人の関係は友人のままです!!




あれ『ラブコメ』って紹介じゃなかった?という人。
ごめんなさい、ラブ要素は『椿』の一方通行だけです(笑)

まあ他の登場人物は普通の高校生ですから恋愛します。
なのでラブ要素はそちらで楽しめるので安心してください。

じゃあ何を楽しめば?
主人公二人が恋愛関係に発展しないなら、何を楽しみに読めばいいんだって話ですよね。
基本路線はラブコメなんですが、私はこの「恋だの愛だの」は『かのこ』の成長物語だと思っています。

人付き合いの苦手な『かのこ』がクラスメイトや先輩と学園生活を過すことで人間として成長するのです。


例えば、部活なんて入らないと決めていた『かのこ』は『椿』の策略で新聞部に入部することになります。
頼りない部活の先輩である『恭子』の手助けをするうちに部活連に名前を覚えられる存在になります。

部活連に顔が広い放送部は新聞部をつぶしにかかります。
しかし持ち前の人間観察能力とフットワークの軽さから『かのこ』は新聞部廃部の危機を救います。

パソコン部の変態ロリコン部長には好きだと言われ追いかけられ。

さらに生徒会へ推薦された『椿』は『かのこ』も巻き添えにして二人で生徒会の役員となったり。

生徒会長には「君のことがもっと知りたいと」告白めいた言葉まで投げかけられます。

静かに過ごすはずだった『かのこ』の学園生活は様々な人たちに影響され賑やかで忘れられない日常へと変化するのでした。

まとめ
全11巻ですから、これだけの文字数では魅力を語りつくせません。
だらだらとあらすじを全て書いてもいいのですが、やはり読んで欲しいという気持ちがあります。

ですから詳細は読んで確かめてほしいと思います。



私は『女の子っぽい女の子』が苦手です。

ボーイッシュとは違うのですが……。
そうですね『竹を割った性格』と言われるような人が好きです。

ヒロインである『かのこ』はまさに『竹を割った性格』と言って過言ではありません。

彼女のハッキリとした発言、態度、行動力。
読んでいて痛快で爽快で読者を飽きさせないキャラクターはなかなかいません。

『辻田りり子』先生には、また『かのこ』のようなキャラクターを生み出してほしいですね。





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2017年6月7日水曜日

「ハレ婚」 12巻 【漫画 ネタバレ 無料読み】



『うらら編』終了です!

いやぁー、うららちゃん可愛いのでずっと『うらら編』が続いてくれても良かったのですよ?
しかし漫画ですからね話が進まないと飽きちゃいますから仕方ない。

結論から言うとドノーマルな終わり方でした。
詳しくは続きをどうぞ。

未読の人のための概要
主人公たちが住む町は
『ハーレム結婚』が認められていました。
いわゆる一夫多妻制です。

男一人に女複数という奇妙な共同生活から生じるドラマが男女の恋愛観とともに描かれている作品なのです。

未読の人のための登場人物紹介

伊達 龍之介

12巻では二人の妻と結婚している主人公です。
元ピアニストですが現在は無職。
ヒモではなく結構な蓄えがあるらしく一軒家で不自由なく生活しています。

とても線の細い男性で力仕事とは無縁の風貌をしています。
しかし精力は絶倫!
10巻までは妻が3人でしたが毎晩夫婦の営みをこなすだけの体力ならあります。

伊達 小春

龍之介の三人目の妻で女性側の主人公です。

不倫経験があり恋愛に対して懐疑的な一面があります。
何事にも首を突っ込む性格から、この物語では話の起点となるキャラクターになっています。

伊達 柚子

龍之介の二人目の妻です。
お色気担当のキャラクターです。
体のラインを強調するような服装が多く、その巨乳をおしげもなく披露しています。

松橋 うらら

この物語では珍しい清純派女子高生です。
既婚の教師に恋する乙女で12巻の主人公と言っていいでしょう。
『小春』のバイト先『喫茶店ルパン』でバイトする仲なので、主人公たちとの交流があります。

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12巻のあらすじ&ネタバレ
親に見合いを強いられる『うらら』。
しかし彼女には『小林』という好きな教師がいます。

高校卒業を目前に控え悩むうららはバレンタインのチョコレートを小林に渡そうと決意しますが渡せません。
偶然チョコレートを見た小林は勘違いし応援するからと言い、うららが好きという男性宅へと彼女を車に乗せ連れていきます。

行きついた先は龍之介たちの住む家でした。

相談を受けていた龍之介たちは小林を家へと引きずり込み酒を飲ませ二人っきりにするチャンスを作ろうとします。

そこでうららは自分の気持ちを小林へと伝えるのでした。


ここまでは想定ラインですね。
注目すべきはこの後。

小林はうららの気持ちを聞いてどう応えるのか!

この市では『ハレ婚』推奨ですから不倫にはなりません。
あ、ちゃんと結婚するという前提です。

それにうららは高校を卒業しますから教師という立場からしてもギリギリクリアです。

ネタバレなので結論を言いますと、
小林はうららの気持ちを受け取りません。

なぜ!?

ここは消化不良です。
なぜ小林は断ったのか。
深い理由は語られません。

この物語のテーマは『ハレ婚』ですから、きっと小林の葛藤が描かれると勝手に想像していたのです。
うららの想いを感じ取り妻を説得するルートも面白かったでしょう。
悩む妻を前にうららが身を引く決心をするルートもいいんじゃないか。

もう2巻ぐらいは引き延ばせる美味しいテーマだったのに残念!

確かにうららは清純派キャラですからドロドロとした恋愛ドラマに絡めたくないという理由があったかもしれない。

それにしたって引き際があまりにもピュアで綺麗に終わったので、ドロドロ展開を希望していた私としては、やはり残念としか言いようがない。

まぁ龍之介の毒牙にかかって四人目の妻になるというルートは残っているのでそちらを期待しましょう。

12巻の話はもう少し続きます。
ホワイトデーのお返しを龍之介が小春に贈るエピソードです。
ざっくり言います。

のろけ話です!

超快感媚薬チョコ『モダン・エール』を食べた小春と楽しくHをする話でした。

爆ぜろ!!

そしてラストエピソードは『妊娠』にまつわる話です。

小春が生理が来ないと騒ぎ始めるところから話はスタートします。
敏感に感じ取っていた龍之介は子供が楽しみだと小春に伝えいい雰囲気になりました。
しかし検査薬で調べたら勘違いだったようで安心とも残念とも取れる表情になります。

そんな場面で柚子が
あたしはデキちゃった」と二人に伝えます。

と、ここで12巻終了。


いい引きです!

龍之介は諸手を挙げて喜ぶのか?
それとも?

すこし前に柚子の不倫疑惑という前ふりがありました。
じつは龍之介の子供ではない可能性も!?

いいですね波乱の予感です。
13巻が待ち遠しい!





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2017年6月6日火曜日

「ザ・ファブル」 10巻 粘着キモオタがヤクザの餌食に【漫画 ネタバレ 無料読み】



昔から悪のヒーローは人気がありますよね。
普段は突っ張っているヤツが雨の日に捨て猫に傘をさすとか。
トータルで見ると悪なんだけど、たまに見せる善が際立って良く見えてしまうパターン。

オススメする漫画「ザ・ファブル」も悪の善行を読者が待ち望むストーリーになっています。

まだ読んだことのない人のために、ざっと解説しますね。

あらすじ
プロの殺し屋であるファブルはボスの命令で一年間休業することになり、大阪で一般人として生活することを義務付けられました。
しかし、死者に死神が近寄るように、彼にも犯罪と暴力の使徒が近寄ってくるのでした。
普通の生活を楽しむようになった彼は、自分の日常を脅かす火の粉を払いのけるため、人知れず殺し屋の技を使うのでした。

っとまあ、簡単に説明するとこんな感じです。

正体を隠して潜伏するだけでも興味をそそられる設定です。

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登場人物

佐藤明(偽名)

ファブルと呼ばれる殺し屋です。
見た目からしてカタギとは思えない目つきですが、一応は一般人のフリをしています。

超猫舌という可愛い弱点をもっていますが、実は山でのサバイバルで鍛えられた敏感舌なのでした。
相棒の『ヨウコ』に
ふぅふぅして」とお願いする姿はとても殺し屋とは思えません。

もうひとつのチャームポイントは『ジャッカル富岡』というお笑い芸人が好きという点。
どうみても三流なのだが、ジャッカルのお笑いにだけファブルは大笑いするのです。
もしかすると、何かトラウマとか過去の出来事で感覚がおかしくなっているかもしれませんね。

プロらしいというか彼が感情をあらわにしている描写は今のところありません。
常にクールで突発的なアクシデントにも動揺しません。
プロらしいのですが、一般人として溶けこむという目的からは微妙にズレているところが何とも面白いポイントでもあります。

佐藤洋子(偽名)

ファブルの相棒で情報収集、記憶能力、車の運転を担当しているようです。
しかし、大阪での潜伏中は仕事がないので暇を持て余しています。

そんな彼女の趣味は
泥酔した男を観察すること』なのでした。

虫も殺さぬような純情キャラを演じますが、テキーラを何十杯も飲むウワバミで、すでに二人の男性を急アル寸前まで追い込みました。

血なまぐさい話に咲く清涼剤のような女性です。
ただし、ヒロイン枠ではありません
そのような女性はちゃんと別に存在します。

ミサキ

大阪に引っ越して初めに遭遇した女性。
親の借金を返すためにアルバイトを掛け持ちする働き者です。
しかし、不幸の星の下に生まれたような彼女は色々と問題に遭遇する境遇のようです。

デザイン事務所で働く彼女は同僚の男に盗撮されます。
過去には着エロを経てグラドルをしていた経験があるらしく、容姿端麗なのも問題の種みたいですね。

彼女が脅され風俗で働かされそうになるところをファブルは助けます。
まさにヒロインのピンチに駆けつけるヒーローなのですが、そこはお約束で正体は隠したままです。

しかし、一難去ってまた一難。

今度はヤクザ者が隠れ蓑にしている興信所に目をつけられさらに盗撮カメラを増設されちゃいます。

もしかすると、この娘は悲劇のヒロインとしてずっと不幸な目にあるかもしれません。

いいぞ、もっとやれ!

佐羽ヒナコ

恐らく第二ヒロインです。
ファブルの過去の仕事で巻き添えになり足が不自由になっています。
車椅子の少女とか、保護欲のある男性向けのヒロインですね。

あぁいやらしい、いやらしい。

そしてヤクザ者の興信所で働き悪事の片棒を担がされています。
そして、興信所のヤクザの性処理係という設定……。

この娘も不幸を背負っていますね。

どうやら作者は、女性を不幸にしないと気がすまない性格(いや性癖かな?)なのかもしれません。

みどころ
この「ザ・ファブル」は殺し屋が出てきたり、ヤクザが出てきたり、銃や刃物など物騒な物が出てきます。
それだけ聞くと血なまぐさい話なのかと思うかも知れませんが違います。
けっこうな割合でお笑い要素が含まれているので暴力漫画が苦手な人でも楽しめます。

ファブルが本気を見せるのはストーリー上、締めの話のシーンだけです。
それも圧倒的な力で相手を無力化するだけで、無闇に相手を殺したり血を流させるようなことはしていません。

彼なりのケジメなのですかね、一年間は無殺を通す気なのかもしれませんね。

相棒の『ヨウコ』の酒飲みエピソードは必見です。
カウンターを挟んでのマスターとの顔芸は笑わせてくれます。
マスターのモノローグも面白いですよ、プロレスのアナウンサーのように男と女の駆け引きを解説してくれます。

15巻のあらすじ&ネタバレ
興信所が本格的に行動を開始しました。
まずは『ミサキ』の家に盗聴器などがないかサービスで点検をする者を装い逆に盗撮カメラを仕掛けます。

ほんとミサキは懲りない性分のようですね。
あれだけ危ない目にあっておきながら、突然現れた男たちを疑いもせず自宅へ招き入れるなんて。

『無料』ほど怖いものはないってのは小さい子でも知っているだろうに。
まぁ無料のブログサイトを作っている私が言えた義理じゃないけどね……。

興信所のターゲットは『貝沼』。
ミサキとファブルの務めるデザイン事務所の同僚です。

貝沼の仕掛けた盗撮カメラの映像をまんまと入手した興信所の連中は早速追い込みをかけます。

興信所に貝沼とその母を呼び出し盗撮している事実と、ミサキが芸能界への復帰を計画していると嘘の情報を流し示談金をふんだくります。

まぁ、貝沼はミサキを盗撮していたことやレイプしようとした過去があるので因果応報です。
読者としてはザマアとしかコメントしようがない。

追い込まれた貝沼は『ミサキ』が悪いと思い込むようになります。
壊れちゃったネ。

デザイン事務所に出社した彼はナイフを取り出し……。
ここで10巻が終了します。

まとめ
起承転結で言えば10巻は『ヒナコ』編の『承』のあたりでしょう。

9巻では興信所にまつわる登場人物紹介がされ。
10巻はファブルを含めた関係者の顔合わせが済みました。
次巻では『転』にあたるストーリーの転換期が訪れるのでしょうから、いよいよ目が離せなくなりますね。

で『結』は決定しています。
ファブルが興信所の男3人を血祭りにし、不幸ヒロインのヒナコをとりあえず救うのでしょう。

とりあえずと言うのはこの作者なら簡単に不幸ヒロインを幸福状態にしないだろうという予想です。

なぜヒナコが家出をしていたのか、そのへんが語られるのではないかと予想しています。
まぁ、彼女の両親は既に殺されているらしいですけどね。

どんだけ女性を不幸にするのが好きなんだろうか。

どS作者め……。
いいぞもっとやれ!





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2017年6月4日日曜日

「ひとりぼっちの地球侵略」 12巻 アッサリというか呆気ないというか【漫画 ネタバレ 無料読み】



この物語のテーマは近しい存在への嫉妬だと思っているわけですよ。
『希』と『マーヤ』
『岬一』と『凪』
『ゾギ』と『ゾギの兄』

近いけれど他人なのだから同じものは得られない。
求めてはいけないのだけれど、心の奥底にこびりつく焦げのような欲望は、思考を惑わすんですよね。

「ひとりぼっちの地球侵略」の12巻では『岬一』と『凪』の決着がつきます。
既に11巻では『希』と『マーヤ』の決着がついていますし。
物語も大詰めという段階でしょうか。

今回は単行本の紹介と言うより彼らの決着だけ少し語って終わります。

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なぜ10年なのか
10年前の戦闘で『希』は負傷し休眠したのでしょう。
じゃあ10年間は異星人の侵略はなかったのか?

謎です……。

ゾギは10年前の戦闘で『凪』の体に寄生したらしい。
なんでゾギも待ったのか。

『岬一』の心臓の成長は希と会って急成長したのではなく、異星人との戦闘を経て成長したと思います。
なら10年も待たずに繭を送り込ませ雑兵を『岬一』にけしかければ良かったのに。

謎です……。

結局和解は?
11巻でも『希』と『マーヤ』の決着は唐突に終わりました。
歩み寄れず力尽きるという結末で。
読者としては不完全燃焼です。

そして12巻でも『岬一』と『凪』の決着が唐突に終わりました。
『凪』を助けたいという『岬一』の願いを『希』は聞いていたのでしょうか。

この娘、全力で攻撃しろって言いましたよ。
救う気あったの?

辛うじて『ゾギ』が防御に専念したから消滅しなかったものですよ。
下手したら『凪』は溶けて消えてたわけで……。

結局、力業の解決しかなかったのか。
他には手がなかったのかと思ってしまう決着でした。

凪の最後
これもね、後味が悪すぎます。
結局は逃げですから。

兄弟喧嘩はしたくないという理由はわかります。
しかし『岬一』が『凪』を救いたいという願いも彼は知っていたはず。
救えなかったという思いを胸に抱いて生き続ける『岬一』の辛さは考えなかったのかと。

結局、『マーヤ』も『凪』も自己完結して勝手に幕を引いた形での結末となりました。

倒されてしまったけれど『ゾギ』が一番真っ当じゃないかな。
功績を得て兄を超えようとした彼は、生き方として正しいと思います。
まぁ、他人を犠牲にしてでもという点はダメですけどね。

まとめ
この物語のテーマはいったい何だったのか考えさせられます。
妬み嫉み僻みは何も益を生まないと言いたいのでしょうか。

『マーヤ』も『凪』の死は今後の彼らの生活に何か影響を及ぼすのでしょうか。

12巻のラストでは新たな敵の影が出現しました。
雰囲気からすると『希』に少なからず思いを寄せる者らしいのですが。
これはラブの波動でしょうか。

元カレ&NTR展開はあまり望んでないんだけどなぁ……。
『かんなぎ』騒動にならなきゃいいけど。





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