異能バトル系の漫画は異能同士の力比べが魅力ですよね。
相手の能力より劣っているのをどうやってカバーするのか、そこが見ものです。
例えば「とある魔術の禁書目録」の主人公は無能力者と言っても「幻想殺し」という異能を持っています。
しかしオススメする漫画「無能なナナ」の主人公は本当に無能なのです。
まぁ、何を無能と呼ぶかは定義する必要はありますけどね。
今のところ超能力は使ってません。
あらすじ
超能力を持つ子供が集められた孤島。その目的は「人類の敵」と戦うため。
（っていう設定？）
そこへ転校してきた
「小野寺キョウヤ」と
「柊ナナ」
二人が転校してきてから島の学生が次々と死んでいくのだった。
あ、思わせぶりな書き方しましたが
「柊ナナ」が犯人です。
一話でバレますんでネタってほどではありません。
炎を出したり、氷を出したりする能力者に無能力者の「柊ナナ」がどうやって策を弄するのか、それが見ものなのです。
登場人物＋ネタバレ
柊ナナ
心が読めると嘘をついている無能力者。「委員会」の命令で島の能力者を排除するためにやってきた。
「委員会」は能力者こそ人類の敵だと彼女に教えるのです。
小野寺キョウヤ
不老不死の能力者。能力の行使に対し代償があるらしいがまだ明かされていない。
今のところ探偵役を演じている。
彼が何者なのかは今のところ不明。
超能力者の妹か先に島に来ていたらしいが音信不通になっている（らしい）。
柊ナナが彼の妹で「委員会」によって記憶を操作されている。
なんて展開はありきたりで嫌だなぁ。
不老だから年齢が妹と同じになったとか……ねぇ。
そもそも、何で同年代しか島にいないんだって点からして不思議ですわー……。
中島ナナオ
能力者の能力を無効化する能力者。そこ！、上条当麻とか言わない！
１話でさくっと死にます。
渋沢ヨウヘイ
過去に戻れる能力者。過去で誰かに会うと強制的に現代に戻される制限あり。
じゃあどうやってモグオを殴ったの？
コップの水を零さないようにできたの？
とか
前日に死んだのなら罠の位置まで来た彼は何者？
など、タイムパラドックス系は
「おや？」と感じる設定が多いですよね。
まぁ細かい点はスルーで！
葉多平ミネキチ
未来予知をカメラに念写する能力者。彼が念写したのは、
ナナに自分が襲われる写真
ナナが中島を崖から突き落とす写真
ナナがざるそばをかぶる写真
それと、
死んだ自分とナナ、キョウヤ、ミチルが写っている写真
でした。
彼は自分が襲われる写真と中島の写真でナナを脅迫します。
命の危機が迫っているのに余裕ですね。
もう少し早く行動を起こしていたら美味しい思いできたのに……。
しかし、ナナの策略で自分が死んだ写真は見れなかったのでした。
犬飼ミチル
自分の寿命を対価に相手の傷を癒やす能力者。ミネキチを介抱する時にナナが中島を崖から突き落とす写真を偶然見てしまう。
まだ今のところ殺されてない。
風間シンジ＆佐々木ユウカ
死体操作の能力者と怪力の能力者。二人は幼なじみで、皆には互いの能力を逆に教えていた。
そして、ナナに殺されたシンジをユウカが操り復讐しようとするところで２巻終わり。
人類の敵（柊ナナ設定）
柊ナナは敵の声が聞こえた、よって知能はある。姿が見えないタイプだ。
武器は槍や銛などの刺突型。
ツネキチを突然死させる力がある。
キョウヤが追求すればするほど犯人像が明確になり言い訳が苦しくなってきます。
この先ナナはどう言い訳するか見ものです。
見どころ
上に書いたネタバレを読むとわかるかと思いますが設定上「おやっ？」と思える点がいくつか出てきます。孤島で二人が登校せず殺人犯がいるかもしれな状況で授業なんてしませんよね。
細かいところはキニスンナ！！
この漫画の見どころはバレそうになった時のナナの顔です。
何っ？！って顔を楽しむのです。
普通の推理漫画なら
「その表情は何だ！」とか言って追求しますが、
まぁーーそのあたりが緩い（笑）
探偵役のキョウヤも強引な追求はしません。
恐らく物足りないと思う人も多いかと思います。
いいんです、萌系漫画なのですから！！
クラスメイトも危機感ありません。
いいんです！
超能力者なのですから強気なの！！
とまぁ本格的ミステリーと言うと誰かに怒られそうな作品ですが、先が楽しみなのは本当です。
ポイントはどのような能力者が次に現れるのかですね。
期待しています。
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