作者の「紙魚丸」さんはエロ漫画家さんなのです。
あ、エロだからって低俗とか思っていませんよ、読者を喜ばせることができるクリエイターさんは全て尊敬できます。
紹介する漫画「惰性67パーセント」は一般紙での連載作品なのです。
一般紙とエロ雑誌って何が違うって言うと、私からすれば買う時に恥ずかしいぐらいかな(笑)
エロ雑誌から一般紙へ転向した作家さんは多いですが、できればエロで養われた表現は活かして欲しいと思います。
その点「紙魚丸」さんはフル活用している作家さんなのです。
あらすじ
大学に通う男子2人、女子2人の日常を描いた作品です。今のろころ恋愛感情はありません。
まぁ健康な男子ですから、チャンスさえあれば
ヤリたいとは思っていますけどね。
ヤレそうでヤレないのも生々しくていいです。
おもに主人公の女性の部屋に集まり、何かしらエロにまつわる出来事を淡々とおもしろおかしく描いています。
そうですねえ、67パーセントが笑いで33パーセントがエロです。
見どころ
少年誌と青年誌の違いを比べると面白いですよ。例えばジャンプ漫画だと主人公は中学生か高校生です。
表現されるのはラッキースケベが多いですよね。
パンチラ、胸チラが乱発します。
じゃあ「惰性67パーセント」はどうかと言うと、エロは当然あります。
しかし登場人物が大学生ですから基礎知識や経験が違います。
例えば「振動する物」
少年誌では偶然「振動する物」が胸や股間に触れ
「いやぁー感じちゃうー」的な展開が多いです。
しかし「惰性67パーセント」では、
「振動する物」が電マとして普通に登場します。
あ、電マというのは電動マッサージ器です。
肩のコリをほぐすアレ。
しかし、電マがAVで愛撫に使われるというのが当たり前に描かれるのです。
そう、ラッキーエロではなく、
シモネタ。
他にもディルドなんかの話もさらっと登場します。
それがエロというよりギャグとして笑い話になっているのです。
ちなみに、ディルドというのは女性用のオナニーグッズです。
一般紙ではエロがどこまで許されるか挑戦しているような表現が多いのに対し、青年誌ではエロをどこまでオブラートに包もうかという守りの姿勢が感じられるのです。
どちらもエロを表現しているのに掲載する媒体でこれほど違うのかと思わされます。
私はどちらでもイケますよ。
好きな娘の下着姿を見るだけで赤面する男子も甘酸っぱくて見ていて微笑ましいし。
同期の男性の前で下着姿になっても狼狽えずシモネタを平気で言い合う大人の関係も落ち着いて読めます。
バカバカしい笑い
この「惰性67パーセント」はこれにつきます。ホント、どーでもいい笑い。
でも読むとクスッと来るのです。
自分の胸でオッパイの型を作ったり
底が吸盤のディルドを壁に貼り付けたり
脱衣黒ひげゲームしたり
水着でコインランドリー行ったり
日常漫画だけど「それ日常?」って突っ込まずにはいられないエピソードが多いのです。
最後にコレだけは行っておきます。
オカズにできる作品じゃありません。
もし、それ系の漫画が読みたいのなら「紙魚丸」さんのエロ本を買うことをオススメしますよ(笑)
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