2017年4月16日日曜日

Linux Mint の多機能マウスの設定にちょっと細工

いままでマウスを何個か壊しています。

どれも中ボタン(スクロールボタン)が機能しなくなりました。

どうやら壊れやすいみたいですね、検索すると多くの人が同じ症状を訴えています。

なので私は5ボタンマウスを買い、親指ボタンに中ボタンを割り当てていました。

だたし、Windowsのアプリ(エレコム マウスアシスタント)で実現していたのでLinuxでは使えません。

なのでLinuxの設定を直接修正することにしました。


以下はLinux Mint 18で設定した手順です。

まず、マウスの名前を調べます。

xinput list
? Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)]
? ? Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)]
? ? HID 0566:3107 id=9 [slave pointer (2)]
? ? ELECOM ELECOM BlueLED Mouse id=10 [slave pointer (2)]
? Virtual core keyboard id=3 [master keyboard (2)]
? Virtual core XTEST keyboard id=5 [slave keyboard (3)]
? Power Button id=6 [slave keyboard (3)]
? Power Button id=7 [slave keyboard (3)]
? HID 0566:3107 id=8 [slave keyboard (3)]


「ELECOM ELECOM BlueLED Mouse」

これが私の持っているマウスです。

次にボタンの情報を調べます。

$ xinput get-button-map 'ELECOM ELECOM BlueLED Mouse'
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13


表示された番号はマウスボタンの並びです。

 1:左ボタン
 2:中ボタン
 3:右ボタン
 8:親指手前
 9:親指奥


私は親指手前ボタンに中ボタンを割り当てたいので以下としました。
(8を2に変更、 ※コマンドはSETになってます!)


$ xinput set-button-map 'ELECOM ELECOM BlueLED Mouse' 1 2 3 4 5 6 7 2 9 10 11 12 13

動作確認をします。

試しにFirefoxで表示されているリンクを親指手前ボタンで押してみます。

新しいタブでリンク先が開いたら設定OK!

もし、前ページが開いたら間違えてます。

注意!
上記の設定だと中央ボタンも親指手前も同じ動作になります。
もし、入れ替えたいなら
8→2
2→8
にしてください。

起動時に有効にするには
どれでも良いのでメモ帳を開き、下記のテキストを入力。

#!/bin/sh

xinput set-button-map 'ELECOM ELECOM BlueLED Mouse' 1 2 3 4 5 6 7 2 9 10 11 12 13

exit 0

どこでも良いのでファイルを保存します。

私は「/home/ユーザー名」の下に「.5mouse.sh」として保存しました。

そのファイルを選択しコンテキストメニューを表示させ「プロパティ」を選択。

表示された「プロパティ」ダイアログの「アクセス権」タブを選択。

「プログラムとしての実行を許可する」にチェックを入れます。

次に、メインメニュから「設定」→「セッションと起動」を選択


タブの「自動開始アプリケーション」を選択。



「追加」ボタンを押します。


「名前」と「説明」は任意。

「コマンド」には先ほど作成したファイル名をフルパスで入力します。

ログインしなおしてマウスの動作が変更されていれば成功です。


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