2017年4月20日木曜日

Linux MintのWineで秀丸エディタを起動させる

今回紹介する「秀丸エディタ」ですが、ご存知の人も多いと思います。

このソフト以上に使い勝手の良いテキストエディタにお目にかかっておりません。

いや、褒めちぎるのが目的じゃないですからね。

私が使っている機能は以下です。

・アウトライン(書式を指定でき、別ウインドウで見出しジャンプができる)
・コメントに色を付ける(「」や『』で囲まれた文字に色付け)
・禁則処理がある(行頭、行末に入れない文字等)
・マクロが使える
・タブ表示ができる
・文字数のカウント(ファイル全体と選択中)


ね? 言うほど高機能なソフトを要求してないでしょ?

プログラマはEclipseなどの統合開発環境のほうが使い勝手が良いでしょうし、文章書きならWordですかね。

でもチョットブログを書く程度なら軽いソフトのほうが使いやすいのです。

しかし、探しても見つからないのが現状……。

ましてやLinuxで動くソフトとなると、ね。

あったら教えて欲しいです!


問題なのは秀丸エディタがWindowsでしか動作しない事なのですよ。

なのでWineを使うのです!


WineとはLinux上でWindowsのソフトを動かすソフトです。

先に言いますが「ある程度動けばいい」というレベルですから。

インストール
私の使用しているOSはLinux Mint 18です。

特殊な設定はしていません。

秀丸の公式HPからインストーラーをダウンロードし、そのファイルを選びコンテキストメニューを表示させます。

「Wine Windowsプログラムローダーで開く」というメニューがあるので選択すれば、Windowsと変わらぬ手順でインストールできます。

設定
「Wine 秀丸」で検索すればわかりますが、動作に問題なしという報告ばかりです。

しかし私の環境では動作しませんでした。

主な症状

フォーカスを他のウインドウに移すと秀丸の画面が真っ黒になる。

メニューを選択するとウインドウが半分黒くなる。

「×」で閉じようとしても秀丸が終了しない。

「ファイル」→「終了」なら終了させられる。



同じ症状の人には以下の対策で何とかなります

Mintのメインメニューから「Wine」→「Wine設定」を起動。


「アプリケーション」タブを選択。

「アプリケーションを追加」をクリック。

開いたダイアログから「Hidemaru.exe」を選択。

戻った画面の「アプリケーション」タブに「Hidemaru.exe」が追加されているので選択。

その下にある「Windows バージョン」から「Windows 95」を選択。

「適用」ボタンをクリック。


「ライブラリ」タブを選択。

「ライブラリの新規オーバーライド」から「mscoree」を選択。

「追加」ボタンをクリック。

「既存のオーバーライド」に「mscoree」が追加されているので選択。

「編集」ボタンをクリック。

「内蔵版後にネイティブ版」を選択し「OK」。

「適用」ボタンをクリック。


「画面」タブを選択。

「ウインドウマネージャがウインドウを装飾する」はチェックOFF。

「ウインドウマネージャがウインドウを制御する」はチェックON。

これで先に上げた症状は改善されました。

未対応
1.日本語入力にFcitxとMozcを使用していますが、インライン入力ができません。画面の端に出る変換エリアで日本語を入力しています。

2.アウトラインをクリックしてもジャンプする場合としない場合がある。

今のところ、この2点だけ意図した動作をしてくれません。

もし改善策をご存じの方がいましたら、ご連絡お待ちしております。






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