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「突如、日常とは異なる世界に連れて行かれ戸惑う系」
数年前に流行った設定ですね。
それはもう、私でさえ10本の指では数えられないほど、同じような設定の作品を読んでいます。
そんな競争の激しいジャンルで生き延びているのが、紹介する「ダーウィンズゲーム」です。
読み飽きた人は「またか……」と溜息が出るジャンルですが、最近読み始めた人は非日常の刺激的な世界に引き込まれるでしょう。
登場人物+あらすじ
須藤 要(スドウ カナメ)
友人からのメールでソーシャルゲームに誘われた彼は何気なくリンクをクリックしゲームを開始してしまう。そのゲームのタイトルは「ダーウィンズゲーム」だった。
何の冗談かと思っている彼の前に球団のマスコット「バンダ君」の着ぐるみを着た男が現れる。その男の手には「包丁」、そしてアプリの画面は「対戦中」になっていた。
自分の命を守るため彼は「バンダ君」を倒すのだった。
ね?
アルアル設定でしょ?
もう少しアルアル設定が続きます!
「ダーウィンズゲーム」に参加した者は特殊な能力に目覚めるのだった。それをゲームでは「シギル」と呼んでいた。
はい来た異能バトル!
「バンダ君」の能力は「透明化」、背後から忍び寄りプスッと刺せます。
ね、おかしいでしょ。「透明化」は潜伏スキルなわけですよ。それなのに「バンダ君」は姿を表したまま彼の前に登場したのです。
アホです。
で、そんな「バンダ君」をどうやって倒したかと言うと、偶然通りがかった第三者の車に跳ねられました。
……。
アホですね。
こんなラッキーパンチ的な展開で話が進むんなら面白いなと継続購読を決めました(笑)
さて、そんな主人公の能力ですが「開析不能」
そう! 話の展開で好きなように設定変更できる反則級の裏ワザ。
決まっていない!!
うーん、作者さん、潔いと言うか……ね。
狩野朱歌(シュカ)
主人公の前に現れた二人目のゲーマーで、ゴスロリ風の服を着た可愛いJK。最初は彼にアドバイスをするヘルプキャラかと思ったが、鎖を操る能力で躊躇なく攻撃。危ない系のキャラでした。
しかし、彼との戦闘に敗れたシュカは態度を一転させ従順キャラに……。
チョロイン過ぎます。
どうやら設定では「ダーウィンズゲーム」を始めて無敗の女王だったらしく、それゆえ倒した彼に夢中になるという展開!
主人公のラッキーが続きますね、強くて可愛い彼女ゲットですよ。
そしてこのシュカ、語尾が「にゃー」
設定盛りすぎです……。
柏木鈴音(レイン)
ショートボブ+泣きぼくろの中1少女。通名は「解析屋」
そして能力は「未来予知?」
計算能力らしいのですが、銃の弾を計算で避けるのです……。
自称、運動は苦手らしい。
チグハグですねぇ。
でも見た目は可愛い、この漫画では一押しのキャラ。
ゲーム内のイベント「宝探し」で仲間になります。
感想+ネタバレ
「バンダ君」を倒したようにラッキー続きで進むかと思いきや、読み進めるとどうやらガチバトル物になる様子。また異能バトルかーと思いきや、あまり異能を全面に出してこない。
さらに読み進めると「宝探し」イベントが始まり「あー仲間を集めて集団戦ね」と思いきや、主人公が修行して俺TUEEE系の話に。
「クラン」を立ち上げたにもかかわらず、一人で俺TUEEEする主人公。
もうね、軸がブレてると言うか先が読めない。てか、もしかすると時代の流行にあわせて話を作り変えているのかもしれない。
連れ去られ系の漫画が乱立してたし、異能バトルも飽和状態だった。そこへ俺TUEEE系の流行が来たので話の流れを変えた……。
まあこれは私の推理で、もしかしたら当初からの予定だったかもしれませんけどね。
主人公の作った「サンセットレーベンズ」は渋谷を牛耳り一躍時の人に……。
俺TUEEE系の話が好きな人は、この展開たまらないと思います。
私はもっとじっくりと仲間を集めたり、困難に立ち向かうとかの話が好きなんですが、この展開もアリ。展開が早いのはせっかち読者さんに好まれますからね。
最新巻では人間狩りをするクランとの攻防中です。
彼の俺TUEEEが見たい人はぜひ「ダーウィンズゲーム」読んでみて下さい。
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