2017年6月1日木曜日

「町田くんの世界」 5巻 世界中が町田くんなら戦争なんておきないよね【漫画 ネタバレ 無料読み】



冴えない男の漫画レビューが続きますが少女漫画界では流行っているのでしょうかね。

「冴えない●とモテモテの●が付き合う」のは願望ですものね。

オススメする漫画「町田くんの世界」も登場する主人公は冴えない男子なのです。

でも、彼は天然ジゴロと言っても良いほどモテるのです。
それも老若男女無差別に!

5巻も4話収録されているので個別にレビューしますね。
ネタバレしますのでご注意!。

第16話 流れる世界
中学三年の同窓会に出席する町田くん。
彼の顔を見るなり元クラスメイトが駆け寄ってきます。
どうやら町田くんは中学でも好かれていたようですね。

最後にやってきた「青池くん」。
彼は中学時代はクラスの中心的人物でしたが、なにやらトゲトゲしい雰囲気を醸し出しています。
どうやら進学校に入学したけどついて行けなくなりヒキコモリになってしまったようです。

中学時代の思い出を語るクラスメイトたち。
町田くんの過去も、青池くんの過去も語られます。

クラスメイトは団結し、青池くんを
元の彼に戻そう』という話になります。

しかし彼は
「無能で価値のない人間なんだ」と自分を卑下します。

そんな彼に町田くんは最近生まれた弟の話をします。
「生まれてくるだけでいいんだ」
嬉しそうにね、語るんですよ。

そして
青池くんがムリをしなくなったんなら、それも成長」と付け加えます。

優しい世界だなぁ。

落ち込んでいる人に
がんばれ』って言っちゃダメらしいですよ。
その言葉は相手を追い詰めるんですって。

でも何気なく使いますよね。
『がんばれ』って。
だって本当にがんばって欲しいんですから。

『がんばるな』もダメらしいですよ。
困惑……、どんな言葉をかければ……。

町田くんのように相手の心を優しく包み込めるような存在になれれば良いんですけどね。

第17話 セブンティーン
アップルパイを作るためにリンゴを買って帰る町田くん。
買ったリンゴをリュックに詰め込んでいたらショルダーのベルトが切れて荷物を地面に撒いてしまいました。

そこに現れるオネエ系の男性、荷物を拾うのを手伝ってくれます。
散らばった荷物のなかにネックレスを見かける男性。
町田くんは自分の持ち物じゃないと答えたあと周囲を見渡すと何かを探している女性がいました。
男性は、その女性は全身ブランド品なので、そんな安物のネックレスは持たないわと言います。

でも町田くんは
価値や本質は見かけで判断してはだめなんです」と言い女性にネックレスを届けます。

彼らしい言葉ですね。
人を差別しない精神がにじみ出てます。


話しは続き、新しいリュックで登校する町田くん。
リュックが壊れた経緯を猪原さんに教えました。

ちなみに猪原さんは町田くんが好きです。

前のリュックは父親のお下がりで父が17歳の時に買った物だったのです。
何歳差かはわかりませんが、20年以上前の物ってこと……。
父、物持ち良すぎデス。

そしてリュックを貰った日、父は
17歳の誕生日に新しいリュックを買おうね」と町田くんに言います。

父も優しいなぁ。

古いリュックなんてやめとけとは言わず、気に入ったのならあげる精神。
でも、放っておくとずっと使い続けそうだから17歳で買い換えようって言う優しさ。

たぶん、町田くんも父と同じように大事に使い続けるんだろうな。
そして子供ができたらあげるかもしれない。

ええ話しや。


と、まだ話しは続き、リュックが父からの誕生日プレゼントだと気付く猪原さん。
それも昨日の話しだった……。

誕生日を教えてもらえなかった猪原さんは
さみしい」と呟きます。

他人の変化や仕草、雰囲気などは敏感にキャッチする町田くんですが、なぜか恋愛感情には疎い。
なぜ猪原さんが『さみしい』と言ったのか理解できません。

帰宅した彼は母親に質問します。
母は
お互いの世界を近づけて一緒にしたいのよ」と答えました。


これまた難しいテーマだなと思いました。
異性とつきあい始めた頃は相手の情報を集めようとして話しをしますよね。
当然、誕生日の話しをする流れになる。
しかし、まだ付き合っていない友人の段階で誕生日っていつ伝えるのだろうってね。

え?、なんで誕生日の話しなんてするの?、祝って欲しいの?、プレゼント欲しいの?
なんて思われるんじゃないかって躊躇しません?
私は自分から誕生日は伝えませんよ……。

相手に知って欲しいという欲望がまされば伝えるんでしょうけどね。

第18話 引っ越してきた魔女
近所に魔女が引っ越してきたと噂を聞く町田くん。
彼の弟が魔女らしき女性と噂の家に入っていく所を目撃します。

事情を聞くとケーキを買って帰る女性の後を弟が勝手についてきたようです。
危ない!

この弟、前の話でも老人の家に遊びに行ったりと結構無茶します。

家の中はカーテンを閉め切りゴミは散らかしっぱなし。
掃除しますよと町田くんが言うと、女性は
「介護でもしてくれるの?」と呟きます。

そんな彼女に彼は
元気のない女性、ほっとける男はいませんよ」と笑顔で応えます。

やだなに、このイケメン!
年増キラーかよ。

翌日も女性宅を訪問する町田くん。
そんな彼に女性は
「私が悪い人間だったらどうするの?」と質問します。

そんな彼女に
「悪い人間なんていないと思っています」
「それには理由があって。言い訳を聞かせてほしいって思います」と。

凄いですね。
そんな発想にはなりませんよ。

私なら面倒には近寄りませんし、
悪は悪。
理由があったとしてもね……。

町田くんは懐が拾いなぁ。

翌日も女性宅を訪問する町田くん。
僕はあなたに恋をあげることはできません、でも、愛ならあげられます」と言いハンバーグを作ります。

え?なにその流れ。

それは前日の夜、彼の母が料理に「愛情をたっぷり入れてるの」と言ったからです。

優しすぎ……。
愛を伝える形って色々なんだなって思いましたよ。
それをこのような形でお話にできる作者さん、凄いわ。

第19話 恋のはじまり
全話ネタバレはアレなので、最後のお話は残しておきます。
ちょっぴり猪原さんの恋心が聞けて、いいお話ですよ!

まとめ
わたしはこの「町田くんの世界」が大好きです。

まぁ紹介している漫画はどれもオススメですし、好きなんですけど。
その中でも特別です。

激しい面白さとか、泣かせる話はないのだけれども、
心を打つ話しは多いです。

そして私の心を揺さぶる台詞もね!

作者さんの言葉選びのセンスが素晴らしい。
 いつも、私の心を温めてくれるし、
なにか考えさせられたりします。

次の6巻では、どのような話しで私の心を弄んでくれるか今から楽しみです。





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